吃音者が電話をする時のコツ
電話をするのが苦手、という吃音者は多いことでしょう。
頑張って電話に対する苦手を克服するために、例えばコールセンターなどで働いて場数をこなして改善を試みよう、という人もいるかもしれませんが、これは危険です。
吃音に悩んでいる人にとって、場数をこなすという改善法はかなり荒療治でしかなく、下手をすると吃音を悪化させてしまうのです。
スムーズに電話ができるようになるコツを知りたいという人も多いでしょうが、残念ながら即効性のある治療法はありません。
吃音者が苦手な電話を克服するコツは、まずは普段の生活の中で会話のトレーニングをしていくことです。
いきなり苦手な電話を克服しようとしても、うまくいきません。普段の生活で吃音が出ないようにトレーニングをし、その中で電話にも慣れていくようにしましょう。
日常生活で吃音があまり出なくなってきたら、今度は電話を使って改善を試みましょう。しかし、いきなり知らない人と話すのはハードルが高いです。そこで、コツとしては留守番電話に自分の声を録音する、という方法を取るのです。
留守番電話に声を録音するのは、意外と緊張するものです。普段はどもらない人でも、つい留守番電話ではどもってしまうという場合もあるでしょう。しかし、ここできちんと要件を吹きこめるようになれば、ステップアップできている証拠です。
次に、お店に電話をかけてみる、という練習をするのも吃音改善のコツです。世間話をするために電話をするのは迷惑ですが、持っている商品についてコールセンターに尋ねてみたり、買いたいと思っている商品について質問するといいでしょう。