子供・幼児のどもりの原因は?
どもりの原因はストレスだと言われていますが、そもそもストレスを抱えていなそうな子供や幼児は、いったいどうしてどもりの症状が出るのか、不思議に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
実は、どもりの症状が出る原因は5つのことが考えられています。
脳の癖によってどもってしまう
吃音者の多くは右脳の活動が活発化しており、逆に左脳の働きが減少しているそうです。会話と筋肉の脳への信号が、うまくかみ合っていないということです。
脳が言語を処理する前に体を動かすプログラムが作動してしまう
過去にどもった経験を脳が覚えており、その失敗のトラウマから言葉が出る前に体が反応して、どもりが出てしまうのです。
脳の偏桃体にある灰白質密度が減少する
灰白質密度の減少によりストレスや不安を感じてどもりの症状が出るというものです。
ドーパミンのレベルが上昇して脳が処理しきれなくなり、どもってしまう
これは大人に多く見られるもので子供や幼児にはあまり関係ないかもしれません。
遺伝によるもの
吃音と遺伝は関係ないとも言われていますが、最近の研究では10人中1人に吃音に関する遺伝子が発見されています。
以上のような原因がありますが、子供や幼児の場合、親がどもりを改善させてあげようと過剰に騒ぎ立てたり無理矢理発音のトレーニングをさせようとすることから、症状を悪化させることが多いです。
自分の子供にどもりの症状があっても、子供にそれを気づかせることなく、普通に接してあげることで改善していくと考えられています。