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吃音の訓練法

吃音を改善するための訓練法には、どういったものがあるのかご存知でしょうか。

 

発声練習を行うイメージがあるかもしれませんし、実際にそのようなトレーニングを行う施設もあるようですが、実は発声や滑舌のトレーニングというのは、吃音改善にはあまり意味がないのです。

 

まず、吃音の人はゆっくりと話す習慣をつけるようにしてみてください。実は、吃音の人には早口が多いのです。普段からゆっくりと話し、どもってしまったときほどそれを意識するという訓練法を行ってみてください。

 

他にも、最初の一言を伸ばしてすべらかに話す、というトレーニングを行うのもアリです。

 

吃音の人は、最初の一言がなかなか出てこない場合、無理矢理話そうとしてまったく違う音を発してしまうことがあります。そこで、ゆっくりでもいいから正しい音を出すという訓練法で、改善を促すのです。

 

また、吃音の人は苦手な単語を避けて話そうとする癖を持っている場合が多いですが、ゆっくりでも苦手な単語を言えるようにならないと、いつまでも治りません。少しずつ、苦手な単語を発するという訓練法を行ってください。

 

会話の際に、アイコンタクトを取るのも大事です。吃音の人は、会話の際に目をそらす、目が泳いでいる、ということが多いです。この動作のせいでより心理的不安は増してしまうので、相手の目を見るようにしましょう。

 

訓練法とは違いますが、無理に吃音を隠すのも、よくありません。隠そうとすればするほど、心理的な恐怖からどもってしまうので、職場の上司や同僚にきちんと知っておいてもらった方がいいでしょう。